アドマイヤ

アドマイヤっていうのはコーヒーの自動販売機です。

こういう作って出てくる系の自動販売機ってわくわくします。僕はアドマイヤって多分見たことないんですよね。カップに入ったコーヒーが出てくる自動販売機は見たことあるけど、中継画面はなかった気がする。アドマイヤでは調理過程が画面に流れるらしいです。

コーヒーはよく飲みます。カフェインとると気持ち悪さや動悸があったり、あとは胃が弱いのでコーヒー飲むと胃にくるのですが、それでもよく飲みます。コーヒーの味が好きというより、コーヒーを飲んでいる時間が好きです。コーヒーを飲んでいるときって人生を保留している感じがします。なんというかモラトリアムをすごく感じるんですよね。

例えば往来の少ない駅のホームで30分待たないといけなくなったとして、そういう時に自販機でコーヒーが買えたら、僕としてはかなり間が持つ感じがします。それで、こういうしょうがないから待つしかないみたいな時間に、僕はすごく自由を感じます。なんでなんでしょうね。ここでいう駅のホームっていうのは、大きな駅ではなくて、人は僕含めて1,2人しかいない。あと気温も暑すぎない。これも大切ですね。

アドマイヤってやっぱり紙コップで出てくるんでしょうか。小さい頃に父親のゴルフの練習についてくことがあって、そこに紙コップの自動販売機がありました。ゴルフの練習場っていうのは、二階建ての発射台みたいな建物にお客さんが並んで、ネットの張ってある大きい空間にドライバーとかでボールを打ちまくるやつです。僕は練習場の椅子に座って、自動販売機で買ってもらった紙コップのコーラを飲みながら、発射されていくゴルフボールを眺めるともなく眺めていました。なんというかすごくモラトリアムですね。うらやましいです。10歳にもなってなかったと思うので、モラトリアムもなにもないですが。僕はコップの淵とかを噛む癖があって、飲んでるうちに紙コップに折り目がついてきて、コップの淵のじょうろみたいになった隙間から炭酸が抜けたただ甘いだけのコーラを飲んでいました。

最近アドマイヤへのあこがれが募ってきて、アドマイヤを巡るとか旅行できないだろうかと考えています。アニメ聖地巡礼自動販売機版ですね。

難点はアドマイヤってサービスエリアに多いらしくて、僕は車の免許を持ってないんですよね。これは困りました。とりあえず行けるところに絞ってやってみようかなー。